2014年4月10日木曜日
ゲッコウガのダメージ計算と配分
ゲッコウガを使っていて、微妙な耐久不足が気になったり、命の珠ダメージに起因する負けをしたりということがあり、耐久調整でこれらを克服できないかと思い、配分を考えてみた。
具体的な相手への与ダメージ、被ダメージを列挙し、共通して乱数が良くなるラインがないかを探って、それらを組み合わせることで配分を決めるという方針を取った。
仮想敵は第2回関西シングルフェスタのKP順に調整先となりそうなものを列挙した。
KP0だったものについても、重要と思ったものは別途で列挙した。
■対ガブリアス
・A182地震→147-88ゲッコウガ 118~139
初手ガブリアスにステルスロックを撒かせずに倒すといいながら、地震をされると珠ダメと合わせて上6つの乱数で倒れてしまう。
せめて、最高乱数以外は生き残る149-90くらいの耐久は欲しいのではないだろうか。
・A200地震→147-88ゲッコウガ 129~153(87.8%~104.1%) 乱数1発(4/16)
・A182逆鱗→147-88ゲッコウガ 141~166(95.9%~112.9%) 乱数1発(12/16)
さらに、逆鱗では75%で落とされてしまうので、ガブリアス入りに対して命の珠ゲッコウガを選出する時は逆鱗を起点にできるポケモンを同時選出したい。
→A200地震を耐える
147-91or152-87(最高乱数以外耐え)
→A182逆鱗を耐える
147-100or166-87(最高乱数以外耐え)
それぞれB振り、H振りで調整した結果。
A182逆鱗耐えまで振るのは現実的ではないので、ステロを撒いてきそうなガブに対して先発でゲッコウガを投げたい構築の場合にA182地震耐えまで振って、逆鱗は起点にするくらいが得策か。
■対クレセリア
●悪の波動→227-151クレセリア 命の珠込み
・C142~145 112~135(49.3%~59.5%) 乱数2発(99.67%)
・C146~155 確定2発
●悪の波動→227-151クレセリア 達人の帯込み
・C146~150 108~130(47.6%~57.3%) 乱数2発(82.93%)
・C151~154 110~132(48.5%~58.1%) 乱数2発(94.75%)
・C155 確定2発
■対ヒードラン
●ハイドロポンプ→193-127ヒードラン 命の珠込み
・C145~146 187~221(96.9%~114.5%) 乱数1発(81.3%)
・C147~149 190~226(98.4%~117.1%) 乱数1発(87.5%)
・C150~155 確定1発
●ハイドロポンプ→193-127ヒードラン 達人の帯込み
・C155 182~218(94.3%~113.0%) 乱数1発(75%)
■対ファイアロー
端数振りの場合の被ダメージ
・A133ブレイブバード→147-88ゲッコウガ 青空プレート込み 123~145 確定2発
・A146ブレイブバード→147-88ゲッコウガ 青空プレート込み 135~160(91.8%~108.8%) 乱数1発(56.3%)
・A133ブレイブバード→147-88ゲッコウガ 命の珠込み 133~157(90.5%~106.8%) 乱数1発(43.8%)
・A146ブレイブバード→147-88ゲッコウガ 命の珠込み 146~173(99.3%~117.7%) 乱数1発(93.8%)
・A133ブレイブバード→147-88ゲッコウガ 拘り鉢巻き込み 153~181 確実1発
→A146青空プレートブレイブバードを耐える
・147-97or163-87(確定耐え)
・147-96or160-87(最高乱数以外耐え)
それぞれB振り、H振りで調整した結果。
ブレイブバード1発で落とされたとき、命の珠ダメージがなければ相手は拘っていると判断できる。
ブレイブバード1発で落とされたとき、命の珠ダメージがあれば相手は意地っ張りだと判断できる。
→A146命の珠ブレイブバードを耐える
・最高乱数以外耐えに必要な最低値が147-103(0-124)
ブレイブバード1発で落とされたとき、相手が拘っていると判断できる。
■対マリルリ
●草結び→207-100マリルリ 達人の帯込み
・C152~155 125~151(60.3%~72.9%) オボンの実込み 乱数2発(96.39%)
・C148~151 122~146(58.9%~70.5%) オボンの実込み 乱数2発(87.20%)
●被ダメージ
・A112じゃれつく→148-87(端数振り) 力持ち込み 129~153(25%)
・A112じゃれつく→147-92or155-86 力持ち込み 130~154(6.3%)
・A112じゃれつく→147-93or155-87 力持ち込み 確定耐え
じゃれつく+アクアジェットは到底絶えないし、じゃれつくを半減で受けるためにめざ炎から入っても次のアクアジェットが抜群になって倒されるので勝つのは無理。
■対メガゲンガー
●与ダメージ
・C155ハイドロポンプ→D115メガゲンガー 命の珠込み 109~130
・C155悪の波動→167-115メガゲンガー 命の珠込み 159~190(95.2%~113.8%) 乱数1発(68.8%)
・C155悪の波動→167-115メガゲンガー 達人の帯込み 146~175(87.4%~104.8%) 乱数1発(31.3%)
・A103水手裏剣→B100メガゲンガー 命の珠込み 12~16
●被ダメージ
・C222シャドーボール→D91ゲッコウガ 109~130
・C222ヘドロ爆弾→147-91ゲッコウガ 124~147(84.3%~100%) 乱数1発(6.3%)
・命の珠ハイドロポンプ+水手裏剣なら、水手裏剣3発以上+乱数次第で勝てる。
・C155帯ゲッコウガがハイドロポンプ+影打ちでメガゲンガーを倒せる確率は19.25%。
■対メガフシギバナ
・C191ギガドレイン→D92ゲッコウガ 88~105
・C145~148神通力→187-141メガフシギバナ 達人の帯込み 115~137(48.1%~57.3%) ギガドレイン最大回復量込み 乱数2発(87.86%)
■対カイリュー
●冷凍ビーム→167-120カイリュー 命の珠込み
・C146~148 164~195(98.2%~116.8%) 乱数1発(81.3%)
・C149~151 166~198(99.4%~118.6%) 乱数1発(87.5%)
・C152~ 確定1発
●達人の帯→167-120カイリュー 達人の帯込み
・C152~154 158~187(94.6%~112.0%) 乱数1発(62.5%)
・C155 161~190(96.4%~113.8%) 乱数1発(75%)
■対ナットレイ
・C150~154めざめるパワー炎→181-165ナットレイ 命の珠込み 172~203(95.0%~112.2%) 乱数1発(50%)
C149から31.3%。
■対カバルドン
●草結び→215-136カバルドン 命の珠込み
・C152~154 198~237(92.1%~110.2%) 乱数1発(56.3%)
・C155 203~242(94.4%~112.6%) 乱数1発(62.5%)
こんな心許無い数字に頼ってカバルドン入り対策できると言っていたのか…
●草結び→215-136カバルドン 達人の帯込み
・C155 187~223(87.0%~103.7%) 乱数1発(25%)
帯なら草結びはいらないように思える。
■対ロトム
・C155悪の波動→157-127ロトム 命の珠込み 71~86(45.2%~54.8%) 乱数2発(57.66%)
■配分案
①148-103-90-152-91-191(4-0-20-228-4-252)
・A182ガブリアスの地震+命の珠ダメージ 最高乱数以外耐え
・A200ガブリアスの地震 126~148(85.1%~100.0%) 乱数1発(6.3%)
・A112マリルリのじゃれつく 力持ち込み 127~150(85.8%~101.4%) 乱数1発(12.5%)
・悪の波動→227-151クレセリア 命の珠込み 120~143(52.9%~63.0%) 確定2発
・ハイドロポンプ→193-127ヒードラン 命の珠込み 195~229(101.0%~118.7%) 確定1発
・悪の波動→167-115メガゲンガー 命の珠込み 156~187(93.4%~112.0%) 乱数1発(56.3%)
・冷凍ビーム→167-120カイリュー 命の珠込み 172~203(102.9%~121.5%) 確定1発
・草結び→215-136カバルドン 命の珠込み 198~237(92.1%~110.2%) 乱数1発(56.3%)
命の珠を持った状態でCを155から1下げることで乱数が悪くなるのは、カバルドンへの草結びとロトムへの悪の波動のみだったので、それ以外の乱数が悪くならないところまでCを下げて微調整した。
マリルリのじゃれつく耐えは珠ダメがあるので、相手が鉢巻きでないことの確認くらいにしか意味はない。
ちょっと耐久に割くだけで重要な技の乱数が変わるので、調整の意義が薄いと感じててもこのくらいはしてもいいのではと思う。
②147-103-97-152-91-184(0-0-76-228-0-204)
・A182ガブリアスの逆鱗 127~151(86.4%~102.7%) 乱数1発(18.8%)
・A200ガブリアスの地震 117~138(79.6%~93.9%) 確定2発
・A146ファイアローのブレイブバード 青空プレート込み 123~145(83.7%~98.6%) 確定2発
・与ダメージは①と同様
C152を確保し、Sを115族抜きまで下げることで耐久を確保した。
ゲッコウガより遅いS種族値帯でメジャーなものは115族なので、そこまでSを落としても問題ないと判断した。
さらに、もともとゲッコウガのミラーは不毛であり、必ずしも先行を取ったものが有利とならないので、自分のほうが遅いというある程度の自信を持てることによって逆にミラーが有利になるのではないかとも考えた。
CSの最高値を取れないめざ炎個体ならばこれに近付けるのが賢明ではないだろうか。
③156-103-93-146-92-184(76-0-44-180-0-204)
・A182ガブリアスの逆鱗 133~157(85.3%~100.6%) 乱数1発(6.3%)
・A182ガブリアスの地震+命の珠ダメージ 確定耐え
・A146ファイアローのブレイブバード 命の珠込み 138~164(89.0%~105.8%) 乱数1発(31.3%)
・C222メガゲンガーのシャドーボールで上2つの乱数を引かなければ、珠ダメ込みでもハイドロポンプ+影打ちで倒せる。(上2つの場合相討ち。)
・悪の波動→227-151クレセリア 命の珠込み 117~140 (51.5%~61.6%) 確定2発
・ハイドロポンプ→193-127ヒードラン 命の珠込み 187~221(96.9%~114.5%) 乱数1発(81.3%)
・冷凍ビーム→167-120カイリュー 命の珠込み 乱数1発(81.3%)
乱数があまり悪くならないラインまでさらにCを下げて耐久を確保した。
もともと期待できないカバルドンへの草結びとメガゲンガーへの悪の波動の乱数は割り切っているので、それらの技を採用しない場合に都合のよい配分。
④153-103-88-155-92-184(44-04-252-4-204)
・A200ガブリアスの地震 127~150(83.5%~98.6%) 確定2発
・A112マリルリのじゃれつく 力持ち込み 127~151(83.5%~99.3%) 確定2発
・悪の波動→227-151クレセリア 達人の帯込み 115~137(50.6%~60.3%) 確定2発
・ハイドロポンプ→193-127ヒードラン 達人の帯込み 182~218(94.3%~113.0%) 乱数1発(75%)
・達人の帯→167-120カイリュー 達人の帯込み 161~190(96.4%~113.8%) 乱数1発(75%)
達人の帯の場合、Cを振りきってギリギリの火力なので、Sのみを落として微調整した。
スカガブの地震、マリルリのじゃれつくを耐えて反動で落ちないのは大きい。
⑤147-103-99-150-91-184(0-0-92-212-0-204)
・A182ガブリアスの逆鱗 126~148(85.7%~100.7%) 乱数1発(12.5%)
・A146ブレイブバード 命の珠込み 130~153(88.4%~104.1%) 乱数1発(25%)
・冷凍ビーム→167-120カイリュー 達人の帯込み 154~182(92.2%~109.0%) 乱数1発(50%)
・悪の波動→227-151クレセリア 達人の帯込み 108~130(47.6%~57.3%) 乱数2発(82.93%)
・ハイドロポンプ→193-127ヒードラン 達人の帯込み 180~211(93.8%~109.9%) 乱数1発(56.3%)
すべてにおいて甘えまくった配分。
有利対面は交代されることや、ステルスロックが撒いてあることを前提としている。
以上。