2013年12月23日月曜日

トノグドラナット構築ver.2013October


■構築の端緒

HAナットレイ入りのトノグドラ構築が使ってみたくてみたくて組んだ構築その2。
今回は同じ型のナットレイが入ったあかりさんの構築を参考にしてみたところ、シナジーを意識するよりもトノグドラナットという選出の苦手とする構築を他の枠で穴埋めするという構成に見えたので、自分もその組み方で考えてみることにした。
同時に基本選出の苦手とする範囲を広くカバーできる霊獣トルネロスをそのまま採用した。
次に、対ユキノオー入りに対しトルネロスの蜻蛉返りから繋ぎ、後続に最も一貫すると考えられるとともに対雨ミラーへの解答にもなるバシャーモを採用。
最後に霊獣ボルトロス入りのスタンへの回答を作るための駒としてイノムーを採用した。
レートしか対戦環境がなかったので、最終的にナットレイはレート環境意識で耐久調整型に変更した。


以下、個別紹介


■ニョロトノ@ゴツゴツメット
191-*-125-110-120-110
波乗り/凍える風/毒毒/アンコール

・A204カイリューの逆鱗 A+1 166~196(86.9%~102.6%) 乱数1発(18.8%)
・A211ローブシンの雷パンチ 力づく、命の珠込み 161~192(84.2%~100.5) 乱数1発(6.3%)
・A200ハッサムの虫食い A+2 テクニシャン込み 乱数1発(6.3%)

毒毒はバンドリマンダクレセローブルンのクレセローブルンの並びにどうしても回答が出せなかったため採用。
もともとは寝言だった。
寝言があると対面構築に網羅的な回答が出せる。(寝言がないとニョロトノで1匹倒した後に出てきたキノガッサに対し、ナットレイで爆発しながら催眠ループを抜けることになるので、鉄の棘で削れたキノガッサとキングドラを対面させても後出しボルトロスの電磁波からキノガッサの身代わり連打の勝筋を残してしまう。)


■キングドラ@拘り眼鏡
169-*-116-160-116-119
ハイドロポンプ/波乗り/流星群/竜の波動

・A192鉢巻きバンギラス(砂ダメ込みで151-115キングドラ確定1発調整)のストーンエッジ確定耐え
・A200マンムーの地震+氷の礫高乱数耐え(87.89%)
・雨下でS1段階上昇S158ウルガモス抜き

構築全体としてウルガモスはわりと牽制できていると思うが、スカーフガブリアスにしばかれる可能性は多分にある仕上がりになった。


■ナットレイ@食べ残し
181-146-151-*-150-22
パワーウィップ/ジャイロボール/大爆発/寝言

・食べ残し2回込みでC182拘り眼鏡ラティオスの流星群+命の珠ドリュウズの地震耐え
・食べ残し込み拘り眼鏡キングドラのハイドロポンプ 雨補正込み 2耐え
・ジャイロボール+鉄の棘で135-101-134キノガッサ確定1発

カバドリラティへの勝率を上げるため、そして定まった環境のないレートで使いやすくするため耐久に振った。
レートにいる耐久水とかの相手をするならこっちのほうがいい。KPがある程度固まる環境ならHAオボンでいい。


■霊獣トルネロス@命の珠
155-110-100-161-110-188
暴風/馬鹿力/蜻蛉返り/挑発

トノグドラナットの基本選出で厳しい受けループ、バンギローブクレセ(トリックルーム展開)、ノオー入りスタンをカバーし、選出のパターンも広げられる。

霊獣トルネロスと組み合わせるニョロトノの持ち物は脱出ボタンがベストかもしれないが、この構築でのトルネロスの位置付けはあくまで穴埋めだと考えているのでトノグドラナットの基本選出の幅を広げることを優先に考えた。
脱出ボタンによって処理ルートを確保できる場面といえば、ユキノオーに対し、蜻蛉返り→吹雪をニョロトノで受けて脱出→蜻蛉返りで処理する場面とラッキーに対し、挑発→馬鹿力→蜻蛉返りで体力回復→地球投げをニョロトノで受けて脱出と動く場面が最初に思いつくが、前者はバシャーモ、後者はゴツゴツメットによる削りでそれぞれ別の処理ルートが確保できている。

トノグドラナット軸のはずが、実際はキングドラ以上に選出した。
ニョロトノと同時に出さないことが多々あり、命中不安に起因する負けを生んでしまった構築の欠陥でもある。


■バシャーモ@格闘ジュエル
155-172-90-*-90-145
飛び膝蹴り/ストーンエッジ/シャドークロー/守る

対ノオー入り、雨ミラーを考えて採用。
キングドラをワンキルするための格闘ジュエル。
ユキノオーの取り巻き(ガブリアス、サンダー、ヒードラン等)に最も一貫する2ウエポン。
シャドークローはブルンゲル、サマヨールを削るために入れた。

抜きに使うことはなく、削ってトルネロス圏内に入れる使い方を意識した。
上記のメタ以外ではほとんど選出することはなかった。


■イノムー@進化の輝石
207-123-121-*-100-71
氷柱針/氷の礫/ステルスロック/吠える

・A204カイリューの逆鱗 A+1 ドラゴンジュエル込み 171~202(82.6%~97.5%)
・C216霊獣ボルトロスのめざめるパワー飛行 拘り眼鏡込み 確定3発

電気の一貫を切り、霊獣ボルトロス入りのスタンへの回答を作るための駒。

霊獣ボルトロスの電気技に後出しし、相手が引きそうなときに撃つステルスロック。
舞われたら厳しいウルガモス、カイリューをトルネロスとともに制圧するためにも使える。
霊獣ボルトロス対面で一発耐えるときに撃つ氷柱針。一発耐えないときに撃つ氷の礫。
起点回避の吠えるもイノムーには必須だろう。
バンギラス、ヒードラン、ジバコイルなどへ撃つため地震が欲しい場面は何度もあったが、霊獣ボルトロスの処理ルートを確保するためにどれも切れなかった。

この構築の誰とでも組み合わせられるので選出率は思いの他高かった。

ちなみに、このイノムーに一番近い数値に近付けたクレセリアの数値は207-*-180-123-150-105。
Sを除くとイノムーのほうが1だけ数値が高い。


■総評

対策が必要だと思っている構築に対しては一応すべて回答を出すところまで煮詰めたが、結果強かったかというとまったく自信を持てず、穴のない構築=強い構築ではないことを痛感させられてしまう結果となった。
理詰めしたがる自分の几帳面さが悪い方向に向いた構築だと思う。

回してみてわかったが、ニョロトノが脱出でないことの弊害が一番出るのは対バンギローブ系スタンで、ニョロトノを後投げした後の引き先がいない、展開が遅いということが実に不便に感じた。

壁構築とは幾度となく戦ったが、明確な対策をしなくてもトノグドラナットで負けたことはなかったと思う。
相手はたいていライコウローブを出してくるのでニョロトノを投げてアンコールすればどうにでもなった。裏もキングドラで壁を貫通して死んでいった。

受けループは対策したつもりだったが運が悪くて負けてばっかりだったのでよくわからない。


レートでは50戦はよゆうでしたと思うけどぜんぜn勝てなかったので統計を取る気にもなれなかった。
1680くらいをキープする力しかないと思う。

オフラインでは
10/5第1回サタオフ 個人成績 予選4戦3勝1敗
決勝トーナメント2戦1勝1敗 準優勝
だった。
初めてのオフライン対戦会だったので()前日一睡もできず、予選一戦は明らかに安定な選出があるのにそれを見落として負け、決勝では空腹と眠気で意識保つのがやっとでどうでもよくなって負けた。

(命中不安による負けを排除しても)練り込んだ構築ほど運負けする現象はもはや気のせいとは思えない。