2013年11月25日月曜日

メガカメックス入りスタン


■構築の端緒

打ち合いに強いメガカメックス+癒しの願いが使えるラッキー、サーナイトの組み合わせが使いたくて組み始めた。
しかし、ロトムを流せるだけで後出しを容易に許すラッキーやフシギバナと微妙な相性で後出し性能が高いとは言えないサーナイトの組み合わせではうまく機能せず、結局単体性能で打ち合っていく単なるスタンになった。

注意:オフライン対戦会で決勝トーナメントに進出できましたが、予選落ちしていれば記事にするつもりのなかった程度の完成度の構築です。


以下、個別紹介


■カメックス@カメックスナイト
181-92-120-139-125-114
181-112-140-194-145-114(メガ進化時)
ハイドロポンプ/アクアジェット/竜の波動/波動弾

フシギバナ、ロトムを除くKP上位ポケモンとの打ち合いに強い。
ガブリアス、ハイドロポンプが当たればギルガルド、陽気猫だまし+恩返し以上の火力がないガルーラに対面で勝てる。

配分は「メガカメックス 構築」でぐぐれかすして出てきたブログから拝借した準速バンギラス抜きのもの。
ロトムとのサイクルの中で相手が耐久振りだとわかれば交代際竜の波動+竜の波動で落としにいける。

初手対面で不利を取ると試合自体に響くことが多い印象だったが(カメックスは耐性受けできないので、サイクル戦を挑まれた時点で不利)、逆に出し勝てば等倍を後続に通して崩しにいける。
フシギバナとロトムのいない構築には刺さった印象。


■ガブリアス@命の珠
183-182-115-*-106-169
逆鱗/地震/ストーンエッジ/剣の舞

カメックスが苦手とする電気タイプの一貫を消しながらフシギバナに弱くないポケモン。

対面性能の高い命の珠持ち。
冷凍ビームのないガルーラと逆鱗→地震→不意打ち→鮫肌で1:1交換を取れる。
レートでは1度耐えられたけど確率は計算してない。
逆鱗でH振りギルガルドが落とせる確率は眼鏡キングドラの流星群でカイリューを落とせる確率と同じ。
大規模なオフライン対戦会とネット大会が開かれて情報が共有され、珠逆鱗耐えギルガルドが普及するであろう今週末までが使用期限だったと思う。


■ギルガルド@風船
167-70-183-99-170-72(シールドフォルム)
167-170-83-209-70-72(ブレードフォルム)
シャドーボール/影打ち/ラスターカノン/キングシールド

風船なのにめざ氷でもなければHCでもない流用個体。
でも、珠ガブリアスの地震で落ちる可能性を18.8%の乱数まで下げられるこのBラインは有用と思ってそのまま掲載した。

風船は猫騙しを撃てる状態のガルーラとカメックスが対面したとき安全に引いたり、不意打ちが怖い時に安全に引いたりといった動きをするために使っていた。

択が多いと聞いていたが、キングシールドをしなければ負けるような場面を作らなければいいだけで気になることはあまりなかった。


■サザンドラ@ゴツゴツメット
191-*-110-159-130-139
悪の波動/挑発/大文字/羽休め

・準速86族抜き
・C131ヤドランの冷凍ビーム 達人の帯込み2耐え

このポケモンを使う時が来るとは…
他5体で辛い受けループを1匹で見れ、フシギバナロトムに強いポケモン()
サザンガルドの並びとは見かけだけ。
大文字は受けループにいるハッサムを焼くため。

こいつを出したときの勝率は高くないので受けループ以外にはほとんど出さない。
実際はコッテコテではない準受けループみたいな構築には腐ったり、ハピナスが冷凍ビームを持ってたりであまり役に立たなかった。


■ガルーラ@ガルーラナイト
181-161-100-*-100-142
181-194-120-*-120-152(メガ進化時)
地震/岩雪崩/不意打ち/グロウパンチ

ガブリアスに対面で勝てることが重要と思い地震、不意打ちが決定。
耐久の高い相手への突破性能が上がるグロウパンチ。
怯ませればエアームドもヤドランにも勝て、地震と範囲補完が優秀な岩雪崩。
物理攻撃のみのガルーラはこの構成が一番使いやすいと思っている。


■ファイアロー@拘り鉢巻き
153-146-92-*-89-178
フレアドライブ/ブレイブバード/蜻蛉返り/寝言

一度展開されると手の付けられない相手へのストッパーや、ギルガルドと一緒に選出して地面の一貫を消す使い方をしていた。

削り性能とフィニッシャーとして優れているが対面性能はイマイチなので、打ち合いに強いカメガブガルーラと一緒に出すとマッチしていないと思う場面が多く、もっと適任がいると感じた。


■総評

打ち合いの強さを意識してサイクル戦を行わずに1:1交換以上を繰り返しながら勝つような構築となった。
頻発するガブアローガルドガルーラミラーは、ある1匹が他2匹以上と対面で勝てることと他では処理しにくい1匹に後出しが安定する駒がいることが重要だと思っているが、その点は上手く組めたと思う。

明らかに辛い敵はメガライボルト、割と厳しいのはメガギャラドス、マリルリとか。

流行りの壁張って小さくなる構築にはレートで当った時には、ガブリアスで舞って前座を処理してからカメックスで波動弾してたら勝ったけどどこまで通用するかわからない。

フシギバナロトムがうじゃうじゃいる環境でメガカメックスに注目するのはナンセンスなように見えるかもしれないけど、12月になればメガ枠をカメックスなんかに使うよりも素直にスイクンを使えばいいので、カメックスを使うタイミングは今で間違いなかったと思う。


レートでは構成が固まってからは数戦、総計しても40戦も回してなかったのでこれと言って書くような結果はない。
勝率は7割くらいだった。

オフ ラインでは
11/23 第10回北大阪オフ 鋼ブロック6戦5勝1敗 グループ1位で予選抜け
決勝トーナメント2回戦負け ベスト8
でした。

オフライン対戦会は新しいギミックとか洗練された構築が多くの人にお披露目されるエンターテイメント性に一番魅力があると思っているのに、こんな平凡で適当な構築でその芽を潰してしまったかもしれないことには個人的に罪悪感を感じている。
なので、今後はきちんと調整できていないときにはキャンセルするけじめをつけたい。
それでも、結果論になってしまうけど、今回のオフには参加できてよかったと思っているので、オフ前にキャンセルしようか迷って項垂れているときに背中を押してくれて、個体も貸してくれたvanにはとても感謝しています。
あと、ファイアローを貸してくれたねおんくんもありがとう。