2014年7月18日金曜日

ゲンガーブリガドラン



ブリガロンはズドモンに似てると思ってたけど、そんな似てなかった。


■構築の成り立ち

ブリガロン+ヒードランの並びに興味を持って組んだ構築。
ブリガドランともっとも相性が良さそうなメガ進化ポケモンであるメガゲンガーの3体から構築を組み始めた。
次に、グライオン入りを中心に、重い相手を手っ取り早く対策できるガルーラを採用。
あと2体はここまでで重いバシャーモ、ボルトロス(霊獣>化身)、リザードン、ルカリオ、ゲンガーなどへの対抗手段となり、補完の取れるマリルリとスカーフガブリアスを採用。


以下個別解説。


■ゲンガー@ゲンガナイト
165-*-100-190-118-200
シャドーボール/道連れ/ヘドロウェーブ/鬼火

マリルリが重いので毒技は確定。
サイクル中にブロガドランで無理な相手と対面した場合1:1交換をして詰ませたいので道連れ。
1匹犠牲にするような展開を強いられたときにブリガドランで受ける予定だったポケモンで詰まないように鬼火。
それ以外の場合で、強いて鬼火を撃ちたい場面を挙げると、蜻蛉返りしてきそうなハッサムに受け出しすることで不利対面を作られたくないときだろうか。

この構築のゲンガーの役割は、苦手な相手を道連れで無理やり1:1交換することと、サイクル中で削れた相手をゲンガーの等倍火力で倒すことによって、次の対面での釣り交換を防ぎながら安定して受け出しをできるようにすることだと思うので、他にとって変われるポケモンはいないし、型もこれで間違いないと思う。


■ブリガロン@ゴツゴツメット
195-128-191-*-95-85
種爆弾/宿木の種/光合成/ニードルガード

ヒードランとともに耐性受けし、サイクルを回しながら定数ダメージを稼いだり、味方の回復に努める。

受け出しから一貫して負担をかけていける宿木の種、複数回の受け出しを可能にする光合成、宿り木のスリップダメージを稼ぎつつHPを削れるニードルガードは確定。
ニードルガードは切ることも考えたが、1回の積み技でこちらの全員を縛れる相手(メガリザードンXなど)に対しても、宿り木の種→ニードルガード→交代→ニードルガードなどを繰り返して誤魔化すことが出来るので必要だと感じた。
最後1つの技は種爆弾かアームハンマーで迷ったが、マリルリが重いと感じたので抜群を取れる種爆弾を採用した。

KP上位の物理アタッカーに強めで、特に耐性受けも兼ねながらバンギラスを受けられるのは氷菓できるが、ブリガドランゲンガー選出のときに霊技鬼火気合い玉身代わりの技構成のメガゲンガーに対面を作られるだけで負けに直結させてしまうという致命的欠点があってなんとも怪しいポケモン。


■ヒードラン@拘り眼鏡
183-*-126-200-126-114
オーバーヒート/火炎放射/ラスターカノン/悪の波動

ブリガロンとともに耐性受けし、サイクルを回しながら負担をかけていく。
特にブリガロンで受けられない物理アタッカーであるファイアロー、ハッサムに強いので、2匹での選出がしやすかった。

せっかくヒードランの苦手な相手に複数回投げられるクッションがいるんだから、過負担をかけて崩していきたいと思ったので持ち物は拘り眼鏡。
食べ残し毒毒のような型だとファイアローを見ただけでブリガドランゲンガーの基本選出ができないので、それも避けたかった。

ファイアローに強いと言いながらサイクル中には交代先にしかダメージを与えられないので、ファイアローよりヒードランが先に落ちてしまわないように注意したい。

バシャサンダーナットは炎タイプの特殊高火力に対してサイクルを回せないのでヒードランで崩していきたい。

耐久ポケモンに投げるだけでわかりやすくアドバンテージを取れるからこのポケモン好き。


■ガルーラ@ガルーラナイト
191-*-121-99-123-167
地球投げ/身代わり/冷凍ビーム/シャドーボール

・シャドボール→D116メガゲンガー 親子愛込み 82~98
・C222メガゲンガーの気合い玉 166~196(86%~101.5%) 乱数1発(12.5%)

グライオン+クッレフィ入りを崩したかったので地球投げ+冷凍ビームは確定。
ロトムとヒードランも処理してほしいけど、まあ投げでも倒せるでしょう。
ゲンガーには勝ってほしかったのでシャドーボールを採用したが、気合い玉を連続で当てられると勝てない。
そこで不意打ちの採用を考えたが、ポリゴン2対面で電磁波を嫌って突っ張れない投げガルーラに存在価値を見いだせなかったので身代わり。


■ガブリアス@拘りスカーフ
183-200-115-*-106-154
逆鱗/地震/ストーンエッジ/寝言

重いゲッコウガ、メガルカリオ、メガゲンガー、バシャーモなどのSの高いポケモンを処理してほしい。

重力催眠が思ったより根付いているので寝言を入れた。


■マリルリ@オボンの実
196-112-101-*-101-81
アクアテール/アクアジェット/じゃれつく/腹太鼓

重いバシャーモに一度は後出しできるポケモン。

ヒードランも重いので突撃チョッキも考えたが、ミラーに勝てる可能性を持たせたかったのでオボンの実。


■総評

この程度の構築ならいくらでも作れるくらいの完成度。
XYはメガ進化を含む3匹による軸+そのメガ進化ポケモンで勝てない相手に勝てるメガ進化枠2つ目+ガブリアス、マリルリ、ニンフィア、キノガッサ、ポリゴン2、(ライコウ、ファイアロー)あたりから適当な補完2匹でそこそこのスタンなら量産できてしまう。

ブリガドランゲンガーは3匹で重い相手がいくらでもいるけど、耐性利用してサイクルして、なるべくゲンガーが相手のポケモンを倒すように立ち回れば誤魔化しの機会が増えて意外となんとかなる。

ゲンガー対面で突っ張ってメガ進化させておくべきか、受けだしするか悩むことが多発する。

メガゲンガーは削りを入れることに意味がないポケモン、倒しきらないと道連れで平気で2体持っていかれるポケモン、なので、低速のブリガドランの並びはめちゃくちゃ気を使わなければいけない。

2匹の受け回し+その2匹が苦手な相手に強いポケモンって選出は考えることが少なくて楽で良かったが、ブリガドラン以外でそれできてバンギラスに弱くならない並びが見つからない。
とはいえ、頭で考えたい僕にはブリガドランは欠陥が多すぎるのでもう使いたくない。