2014年2月17日月曜日

メガバンギハッサム軸ステロ展開構築


■構築の端緒

ステルスロック要員+カイリュー+メガハッサムの並びが使いたくて組んだ構築。
2つ目のメガ枠としてハッサムが出しにくい炎、特殊高火力に出せるバンギラスを、ステロ展開ミラーを有利に進めるためにゲッコウガを採用。
最後にクレセドランをはじめとする受け回し構築、バンギラスハッサム両方が苦手とするバシャーモ、メガハッサム、メガフシギバナ+@へのケア、メガバンギラスを止めてくる格闘や不意のスカーフ持ちへの切り返しとしてファイアローを採用。


以下個別解説


■バンギラス@バンギラスナイト
175-237-171-*-140-123
ストーンエッジ/地震/冷凍パンチ/竜の舞

・A+1ストーンエッジ→155-135メガヘラクロス 148~175(95.4%~112.9%) 乱数1発(75%)
・A+1ストーンエッジ→181-120メガガルーラ 168~198(92.8%~109.3%) 乱数1発(56.3%)
・A+1ストーンエッジ→207-100マリルリ 201~237(97.1%~114.4%) 乱数1発(81.3%)
・A+1地震→167-170ギルガルド 158~186(94.6%~111.3%) 乱数1発(62.5%)
ステロが活きそうなダメージ量してる。

メガガルーラ、マリルリ、ギルガルドをワンキルできる可能性を持てるように意地っ張り。
メガゲンガーのケアは他でできていると思っている。

ルカリオ、テラキオンあたりに選出を躊躇いたくないので地震。
ギルガルドとも択ゲーしたくなかった。
ガブリアスをワンキルできる冷凍パンチ。

ハッサムから始めた構築のはずが強すぎてハッサムより積極的に選出していた。

地震を撃つときのメガバンギラスの背中の頼もしさ。


■ランドロス(霊獣フォルム)@気合いの襷
164-192-116-*-100-157
地震/岩石封じ/ステルスロック/大爆発

・A-1メガガルーラの親子愛猫だまし+親子愛捨て身タックル(すべて最高乱数)→28+13+82+40=163

メガガルーラの陽気猫捨て身を耐える最低ライン。
S155で使っていたが、ビビヨン、ルカリオを抜かないのは愚かだったので配分を直した。

ガブリアスでなくランドロスである理由はゲッコウガ、ランドロス、ハッサムの選出で相手のステロ展開構築にイージーウィンするため
バンギラスとの相性を考えてもランドロスのほうが展開しやすいはず。

起点にならずに浮いている相手に最大打点となる大爆発の使い勝手は素晴らしかった。
メガヘラクロスのインファイトに後出しからステルスロックを撒いて大爆発で倒してしまった時にはさすがに同情してしまった。


■カイリュー@拘り鉢巻き
191-201-116-*-123-108
逆鱗/地震/馬鹿力/神速

・A182ガブリアスの逆鱗 拘り鉢巻き込み 最高乱数以外耐え
・C155ゲッコウガの冷凍ビーム 変幻自在 命の珠込み 乱数1発(25%)
・神速 拘り鉢巻き込み→B120メガガルーラ 76~90

展開が途切れた時にもガルーラに相対的に安定して勝機を残せる鉢巻きカイリュー。
舞うカイリューばかり使っていたが、鉢巻きの瞬間火力は素晴らしかった。

地震は、ハッサムをさらに厚く見られる炎のパンチと迷ったが、ギルガルドのケアを優先した。
ハッサムのバレットパンチ+地震で弱点保険を発動させずにギルガルドを倒す動き。


■ハッサム@ハッサムナイト
175-222-160-*-120-98
バレットパンチ/泥棒/剣の舞/羽休め

・バレットパンチ A+2 テクニシャン込み 146-108メガルカリオ 乱数2発(84%)
・バレットパンチ→B120メガガルーラ 63~75
・A211ローブシンのドレインパンチ 鉄の拳込み 67~81
・A200ガブリアスの地震 72~85

A211鉄の拳ローブシンのドレインパンチすら起点にする超耐久に魅了され使い始めた。

バレットパンチでメガルカリオを落とせる乱数を最大にしたかったのでAぶっぱ。

相手のハッサム入りに出したかったので泥棒。
泥棒とはたき落とすに甲乙は付けがたいが、メガハッサムを確実にストップしてくる相手がいても交代際のはたき落とすで弱体化を図り、サイクル負担を減らすことで回し勝ちたいという意思がある場合ははたき落とす、特定のポケモンとの打ち合い性能を重視したい場合は泥棒を選択するという認識。


■ゲッコウガ@命の珠
147-103-88-155-91-191
ハイドロポンプ/水手裏剣/冷凍ビーム/草結び

・ハイドロポンプ→D120メガガルーラ 105~125
・草結び→D120メガガルーラ 95~113

岩石封じから入ってくる襷ステロ要員を冷凍ビーム+水手裏剣、カバルドンを草結びで倒すことで相手のステロ展開構築に対し有利に展開する。
ガブカイリューハッサムの場合、岩石封じでSを下げられてもめざ炎が怖い相手はカイリューから入らざるを得ないので、ランドロスを投げて展開を阻害しながらハッサムで舞えば勝てる。

草結びはカバルカカイリューの裏によくいるスイクン、ゲッコウガミラーにも。

不意打ち耐性があり、後続の先制技と合わせてガルーラを上から処理できる点、展開構築に自然に入ってくる特殊アタッカーである点も優秀。


■ファイアロー@青空プレート
179-146-92-*-89-153
ブレイブバード/羽休め/挑発/剣の舞

・ブレイブバード→B120メガガルーラ 100~118
・A+2ブレイブバード→167-98ボルトロス 120~142
ステルスロック込み161~183(個人的にはボルトロスは猫不意打ちを耐えるものを使いたいと思っているので、耐久振りボルトロスは一定数いるはずという認識)

スカーフガブリアスなどにバンギラスが止められたときに積み技リレー的に展開する。
グライオンやクレセドランをあわよくば起点にしていく。
できなくても、挑発でバンギラスの展開を安定させる。

意地っ張りメガガルーラの不意打ちをくらわないためにS153。

そろそろヒードランが岩技を撃ってくる頃なのでここらへんが潮時か。


■総評

メガハッサムはどんな構築にも出していけるポケモンではないので、2つのメガ進化を軸として組んだ。
その結果、メガハッサムの選出の頻度は減ったが、そう組めば誰でもこうなるだろうというような、これからのテンプレとなり得る構築になったと思う。

構築単位で対策すべきものが確立されていないので、クレセドランとステルスロック展開へのメタと裸のポケモンがガルーラと対面しても負けないことだけを意識して、あとは好きなように組んだ。

ガルーラの複合処理パターンは、ゲッコウガのハイドロポンプ(草結び)orファイアローのブレイブバード+メガハッサムのバレットパンチorカイリューの鉢巻き神速がダメージ量が似ていてわかりやすい。
ハイドロポンプ+神速が181~。ブレイブバード+神速が176~。
ハイドロポンプ+バレットパンチが168~。ブレイブバード+バレットパンチが163~。

選出はランドロス+ハッサムorバンギラス+カイリューorファイアローorゲッコウガが基本だが、強い並びを作れるポケモンばかりで構築しているので、普通のステルスロック展開と同じように、上手く展開の流れが組めるように脳内でイメージして選出すればそれでいい。


戦績は、オフラインで
2/16 第2回あめおふ! バンギラスブロック 7戦6勝1敗 グループ1位で予選抜け
決勝トーナメント1回戦負け ベスト16
だった。

ありきたりなステロ展開構築だったが、メタを仕込めばまだギリギリ勝てるだろうと思って臨んだ。
結果はメタも活き、自分のやりたいことをしっかり押し付けてそこそこ勝てたので、流行へのメタの重要さを改めて認識するかたちとなった。

今回のオフではゲッコウガの水手裏剣の認知度は低かったが、今後は広まってくると思うのでこのままの構成で勝てる期間は長くはないだろう。
逆に言えば旬の間にこの構築を使えて良かった。

あめおふでの使用を前提に構築を組んでいたが、まとまった時間をとれず、面子をいじりながらだらだらレートに潜っていて、キッチリこの構成に決まったのが前日だったので、レートはこれから時間があったらやろうと思う。

でも、そろそろステロ撒いて積んで殴ってする構築にも飽きたので他のことをしたい。