2014年2月3日月曜日

作業対面構築



結果も伴わなければ、新しい発想に出会えるでもないような駄構築の記事を上げるのが流行っているようなので。


■構築の端緒

交代せずに殴り続けるだけで1:1交換以上を取り続けて勝つことを目指した構築。
初手のキノガッサで1:1交換以上を目指し、ゲンガーでキノガッサの処理し損なった相手を倒し、次の相手の前で道連れをして頭数を減らす、最後に特定のポケモンでしか勝ちにくいトゲキッス、対面性能の高い突撃チョッキローブシンを出して勝つというのを基本的な流れと考えて構築した。
次に、相手のトゲキッス(スカーフエアスラッシュ)の一貫を切れて、ハッサムに強いヒードランを採用。
最後に、対面性能を語る上で入れない理由がないメガガルーラを採用した。


以下個別解説


■キノガッサ@気合いの襷
135-200-101-*-80-122
タネマシンガン/キノコの胞子/マッハパンチ/岩石封じ

岩石封じが強化され対面性能に磨きがかかった襷キノガッサ。
対策を怠っている構築が少なくなく、初手に置きやすかった。


■ゲンガー@ゲンガナイト
155-*-101-202-116-200
シャドーボール/道連れ/滅びの歌/身代わり

・シャドーボール→183-106ガブリアス乱数2発(85.5%)

上記の通り、キノガッサで削りを入れた相手の前でメガ進化しながらシャドーボールで落とし、後続を道連れor滅びの歌で処理し1:1以上交換を狙うのが主な仕事。

滅びの歌メガゲンガーは構築にいるだけで壁バトン、グライオン、ピクシー、受けループなどを自然に対策できるのが偉すぎる。

ガブリアスに対面で勝ちたい場面は絶対にあると思ったので2発で落とせるように最低限のCを確保し、シャドーボールを採用した。
しかし、今やガブリアスは岩石封じ必携の状態なので、割り切って耐久に振ることも視野だが、キノガッサから繋ぐという意味でもCに振っておいて良かった場面は多々あった。

残りの技は、ガルーラと1:1交換を所望する道連れ。
有利対面で影踏みが発動していないメガ進化ターンに撃つ身代わり。

ボルトチェンジ壁ライコウの存在とバトンタッチ要員のフワライドに影踏みが効かないことには注意したい。


■ローブシン@突撃チョッキ ※鉄の拳
207-182-147-*-85-57
ドレインパンチ/マッハパンチ/冷凍パンチ/はたき落とす

最初はカイリューだったが、ガルーラ+ギルガルドの並びに安定する駒が欲しくてローブシンにした。

メガガルーラの猫捨て身をなるべく耐えるHBベース。


■トゲキッス@拘りスカーフ
161-*-115-172-135-145
マジカルシャイン/エアスラッシュ/大文字/波動弾

勝てるポケモンでしか勝てないスカーフトゲキッス。
スカーフ80族、メガゲンガーを意識して臆病。

半分削れた相手+鋼タイプの並びに大文字の火力があったおかげで勝ったので火炎放射ではなく大文字にしている。
波動弾はついに一度も撃たなかった。
もはや火炎放射でもいい気すらする。


■ヒードラン@食べ残し
193-*-126-150-135-138
火炎放射/鬼火/身代り/守る

・C177ボルトロスの10万ボルト 命の珠 食べ残し1回込み 高乱数2耐え(最高乱数2発で206ダメージ)

拘りスカーフトゲキッスのエアスラッシュに後出して身代りから展開していきたいポケモン。
他の5体では一般的な剣の舞羽休めメガハッサムが止められないのでライコウではなくヒードラン。


■ガルーラ@ガルーラナイト
181-194-120-*-120-152
地震/岩雪崩/不意打ち/グロウパンチ

ゲンガーの苦手なS上昇系の積技をもつ相手、積技+先制技をもつ相手がいるときに選出する2つ目のメガ枠。

最初は対面性能を意識した猫捨て身を採用していたが、交代際の相手に技を撃つ場面ばかりだったので範囲を取れるようにした。
グロウパンチは対面性能を強く意識する中で自然に崩しの要素を入れられるのが優秀。


■総評

作業的に勝つ構築を目指していたはずだが、結構シビアなプレイをしていることが多かった。
低レート帯で戦っていたわけじゃないのでイージーウィンばかりできるはずもないが…

対面志向のポケモンばかりの中で明らかにヒードランだけ浮いていて、そのせいでコンセプトに沿わない立ち回りを強いられていた感が強かったが、それが負けに繋がりはしなかった。
とはいえ、挑発羽休めファイアローや蜻蛉返りをしてくるハッサム+ヒードランに強いポケモンの並びなど、穴埋め的にヒードランを入れるだけでは対応できない相手がいるので、隙のない構築になったとは言い難い。


レートでは
30戦22勝8敗(勝率73.3%)
開始レート1852、最高レート2076
だった。
負けた試合はだいたいがプレイングミスによるもので、レートで戦っていた分には構成的に無理な相手には当らなかったし、続ければまだ伸びるだろうとは思ったが、流行りのステルスロック展開に弱そうなので使うのをやめた。

対策されていなければ好き放題できるような癖の強い面子で固めたため、環境的に不利を取ることはあまりなく、いつ使っても強さが変わらない構築と言えると思う。
時間の無駄としか思えない低レート帯での対戦をせざるを得ないシーズンの変わり目などに使っていきたい。